‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
OREYALは、いい商品/サービス/人を輝かせることによって世の中に価値を増やすために、最適なマーケティングプランを考えて実行するところまで一緒にやる会社です。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
高畑です、
商品を提案するのは、相手に余裕があるときの方がいい。
こんな実験がある。
同じ志を持ち、同じ学部で学ぶ善良な大学生。
今日は、就職のために大切なプレゼンスピーチを録画する日だ。
歩いて数分のところにある別校舎で撮影をする。
3つのグループに分けられて待機していた。
最初のグループには、「急いでくれ。もう遅れている」と伝えて別校舎に向かわせた。
次のグループには、「もう撮影の準備はできている。すぐに出発してくれ」と。
最後のグループには、「撮影の準備が遅れている。でもそろそろ出発してもいい。向こうで少し待つかもしれないけど」
別校舎までの道のりの途中で、お腹をおさえてうずくまっている人がいる。
さあ、学生たちはこの人を助けるだろうか?
だいたい予想はつくだろうけど、
最初のグループは立ち止まったのは10%、次のグループは45%、あまり急ぐ必要がなかった最後のグループは63%という結果に。
皆、いい学生さんたちだ。
何もないときにその人を見かけたら、おそらく全員が立ち止まって手を差し伸べたに違いない。
しかし、急いでいることがあるだけで、とる行動がこれだけ変わる。
急いでいたんだから仕方ない?
いやいや、録画なんていつでもいいでしょ。
事情を説明すれば遅れたってたぶん許してもらえる。
むしろそっちの方が印象いいのではないか。
何が言いたいかというと、
急いでいるという「状況」が、いとも簡単に判断を狂わせるということ。
僕にも思い当たることがある。
(おそらくあなたにも同じような経験があると思うが・・・)
車を運転していて、急いでいるときは道を譲らない自分がいる。いつもなら普通に譲るのに。1台ぐらい入れたって到着時間にどれだけ差が出るというのか?おそらくまったく変わらない。
お客さんに「今お話しよろしいですか?」って聞いて、「あ~、あんまり時間ないけどちょっとならいいよ!」って、忙しいけど話聞いてあげるよみたいな感じだったら、またにした方がいいかもしれない。
バタバタしているときに見たメールは、「あ~、もういいや!」ってなってるかもしれない。
忙しいときに目に入ったチラシは、すぐにゴミ箱行きかもしれない。
でもそれって、お客さんの本心じゃないかもしれないよ。。。
本当は買ってくれたかもしれないのに、「状況」が買わなくさせるってこともあるから気をつけようという話です。
高畑昌史
Comments