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執筆者の写真高畑 昌史

相手のことを知らずに支援はできない

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OREYALは、いい商品/サービス/人を輝かせることによって世の中に価値を増やすために、最適なマーケティングプランを考えて実行するところまで一緒にやる会社です。

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高畑です、


見知らぬ人に道を聞かれたとき、どんな風に対応するだろう?


例えばあなたの地元で、「●●駅はどちらですか?」と聞かれたとする。

あなたはよく知っている駅だ。

口頭で道順を説明することもできる。

一緒に歩いて案内してあげる方が親切だろうか。

いや、それは逆に迷惑か・・・。


そうじゃない。

今日伝えたいことは、そういうことじゃないんだ。


これは、『人を助けるとはどういうことか(エドガー・H・シャイン著)』という本を読んで、大いに気付かされたこと。


こんなとき、多くの人は(僕も含めて)どういう風に道を教えてあげたらいいかということを考えると思う。先ほどのように、口で説明するか、一緒に歩いて行くかとか。それでも十分親切だ。駅まで案内してあげるなんて優しいし、逆に気を遣わせてしまうかもしれないと考えて一緒には行かないのも優しさだ。細かく説明しても混乱させてしまうだけだからあえて大雑把に伝えて近くまで行ったらそこでもう一度聞くことをすすめるのも本当の優しさかもしれない。


しかし、この本の著者は言う。


「そうじゃない」と。


本当の意味で人を助けたいと思うなら、


『相手を知らないときほど、まず相手のことを知れ』


ということだ。


この場合で言うと、駅までの行き方を教えるんじゃなくて、


まずは、


「どこに行きたいのか(最終目的地)」


を聞くのだ。


その人は、自分の思い込みや別の人からの情報で「●●駅」から電車に乗るのがいいと思っているかもしれないが、地元に詳しいあなたからしてみれば、本来の目的地までの行き方としては「バス」の方がいいということを知っている。


その相手の質問にただ単に答えるだけ(いや、めちゃくちゃ親切に答えたとしても)だと、結果的に本当にいい提案はしてあげられない。あなたは最適解を持っていたにもかかわらず。。。


だから、質問に答える前に、相手の望み(本当の望み)を確かめるのだ。


相手のことをよく知らないときこそ、、、


相手の言うことを鵜吞みにせず、しっかり目的を聞くことが大切だ。



高畑昌史


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